2018.8.31

がん患者さんとのコミュニケーション

マンガで学ぶ!がん患者さんとのコミュニケーション
第2回「脱毛が絶対に嫌な患者さん」

企画・編集:日本医科大学付属病院 薬剤部 輪湖 哲也 先生

第2回では、初めて抗がん薬治療を受ける乳がん患者Bさんを模擬患者さんとして、「脱毛が絶対に嫌な患者さん」とのコミュニケーション事例をご紹介します。

薬剤師 弘也(29歳)

身長175cm、体重75kg、A型。
大学院を経て病院勤務、就職5年目、がん専門薬剤師を目指す。中学校から大学まで軽音楽部、毎年フェスへ行くのが楽しみ。正義感が強く真面目な優等生タイプ。慎重派。論文を読むのが大好き。

薬剤師 翔太(34歳)

身長167cm、体重60kg、O型。
MRを2年間経験した後に病院勤務、就職10年目、緩和ケアチームメンバー。中学校からテニス部、現在も週末は時々友人とテニスをする。関西出身でノリが良く、患者さんともすぐ仲良くなれるタイプ。

患者 Bさん(40歳代女性)

半年前に右乳房に腫瘤を自覚するも放置。
数ヵ月後、腫瘤が増大していることに気がつき、近医受診。精査の結果、下記診断。加療目的のため当院紹介受診。先月、当院外科にて手術を行い、術後化学療法施行となる。

右乳癌術後
ER(+), PgR(+), Her2 score 1+, Ki67 40%
T2N1M0 = stageIIB
家族構成:夫(就労あり)、娘(12歳)、息子(9歳)と4人暮らし
仕事:スーパーマーケットにてパート勤務
既往歴:なし
アレルギー:花粉症(薬剤は特記なし)
喫煙歴:(−)
飲酒歴:機会飲酒

次に患者さんに話す内容をお選びください

※本コンテンツは患者さんとの円滑なコミュニケーションに向けたヒントを提供するものであり、特定の製品や治療法を推奨するものではありません。

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