公開:2018年3月15日
更新:2024年12月
マンガで学ぶ!がん患者さんとのコミュニケーション
第1回「がん化学療法が不安な患者さん」
企画・監修: 京都大学医学部附属病院 薬剤部 副薬剤部長 野村 久祥 先生
第1回では、初めて抗がん薬治療を受ける乳がん患者 Aさんを模擬患者さんとして、「がん化学療法が不安な患者さん」とのコミュニケーション事例をご紹介します。
薬剤師 将貴(28歳)
身長172cm、体重75kg O型。
薬剤師レジデントを3年間行ったあと、MINK病院勤務となる。中学校から大学までサッカーをやり、体育会系、チームプレーが大好き。まっすぐな性格だが、あまり深く考えず動くところがある。年上にも年下にも可愛がられ、患者さんからの信頼は絶大。
患者 Aさん(40歳代女性)
1年前に左乳房に腫瘤自覚する。
数カ月後、腫瘤増大していることに気付き、近医受診。精査の結果、Stage IIBの左乳癌と診断。加療目的のためMINK病院に紹介受診。先月、外科にて手術を行い、術後化学療法施行となる。
夫、息子(11歳)、娘(8歳)の4人家族。都内在住、当院まで車で45分程度。夫は仕事が忙しく、家事は分担することができない。
左乳癌術後
ER(+), PgR(+), Her2 score0
MIB-1=55%
T2N1M0 = stageIIB
既往歴:なし
アレルギー:特記事項なし
内服薬:特記事項なし
喫煙歴:(-)
飲酒歴:機会飲酒
就業:なし
次に患者さんに話す内容をお選びください
※本コンテンツは患者さんとの円滑なコミュニケーションに向けたヒントを提供するものであり、特定の製品や治療法を推奨するものではありません。