2018.3.15

がん患者さんとのコミュニケーション

マンガで学ぶ!がん患者さんとのコミュニケーション
第1回「がん化学療法が不安な患者さん」

企画・監修: 国立がん研究センター東病院 シーズ開発推進部/薬剤部 野村 久祥 先生

第1回では、初めて抗がん薬治療を受ける乳がん患者 Aさんを模擬患者さんとして、「がん化学療法が不安な患者さん」とのコミュニケーション事例をご紹介します。

薬剤師 将貴(28歳)

身長172cm、体重75kg O型。
薬剤師レジデントを3年間行ったあと、MINK病院勤務となる。中学校から大学までサッカーをやり、体育会系、チームプレーが大好き。まっすぐな性格だが、あまり深く考えず動くところがある。年上にも年下にも可愛がられ、患者さんからの信頼は絶大。

患者 Aさん(40歳代女性)

1年前に左乳房に腫瘤自覚する。
数カ月後、腫瘤増大していることに気付き、近医受診。精査の結果、Stage IIBの左乳癌と診断。加療目的のためMINK病院に紹介受診。先月、外科にて手術を行い、術後化学療法施行となる。
夫、息子(11歳)、娘(8歳)の4人家族。都内在住、当院まで車で45分程度。夫は仕事が忙しく、家事は分担することができない。

左乳癌術後
ER(+), PgR(+), Her2 score0
MIB-1=55%
T2N1M0 = stageIIB
既往歴:なし

アレルギー:特記事項なし
内服薬:特記事項なし
喫煙歴:(-)
飲酒歴:機会飲酒
就業:なし

次に患者さんに話す内容をお選びください

※本コンテンツは患者さんとの円滑なコミュニケーションに向けたヒントを提供するものであり、特定の製品や治療法を推奨するものではありません。

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